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プレモーブ -ネイチャー-

人工透析装置用除菌剤(過酢酸系)プレモーブの特長

  • 1炭酸カルシウム溶解性

    それぞれの試験液1Lに炭酸カルシウムを、0.1gずつ投入しスタラーで攪拌しながら溶解した。攪拌しても溶解できずに白濁する手前の添加量をCaCO3溶解量とした。

    プレモーブNA プレモーブNB 酢酸
    濃度 1/100 1/100 1/200 1/500
    pH 2.2 2.3 3.0 3.1
    CaCO3溶解量 2.0g 1.8g 3.7g 1.6g
  • 2徐錆効果

    プレモーブNAの希釈液に次亜塩素酸ナトリウムでSUS304プレートと全面腐食させたテストピースを侵漬させ、浸漬時間経過後取り出し、目視により除去度合いを評価した。試験前の状態を10とし、試験後のテストピースの錆度合いを評価した

    プレモーブNA プレモーブBC
    濃度 1/100 1/100
    浸漬時間 0分 10 10
    60分 3 3.5
    120分 0.5 0.5
    • プレモーブNA

      プレモーブNA

    • プレモーブBC

      プレモーブBC

  • 3過酢酸成分安定性

    原液とタンク希釈液の安定性

    プレモーブNAについて、原液と、2倍、4倍の倍率に希釈し、密閉して原液は40℃暗所に、希釈液は室温暗所に保管した。保管日数毎に過酢酸量を測定した。

    原液とタンク希釈液の安定性

    原液とタンク希釈液の安定性

    プレモーブNAを100倍、200倍に希釈し密閉して、室温暗所に保管した。保管時間毎に過酢酸量を測定した。
     

    原液とタンク希釈液の安定性
  • 4性状

    プレモーブBC改良品、プレモーブBCの性状を示す。

    プレモーブBC 改良品(プレモーブネイチャー) プレモーブBC 現行品
    外観 無色透明液体 無色透明液体
    臭気 特有の刺激臭 特有の刺激臭
    PH 原液 0.5
    1%(v/v) 2.2
    原液 0.6
    1%(v/v) 2.3
    比重 1.11 1.10
    主成分
    カタログ値(実測値)
    過酢酸 2.2%~2.4%(約2.7%) 1.8%~2.0%(約2.7%)
    過酸化水素 6%未満(約5.1%) 6%未満(約5.7%)
    酢酸 約23.5% 約20%
    その他 無酢酸(1.2a)
    徐錆剤
    無酢酸(a)
    徐錆剤

    ( )内の実測値は、作成後十分に時間が経過した際の計測値。

  • 5除菌試験

    試験結果
    (評価:(+)コロニー生育あり (-)コロニー生育なし)

    表1.
    過酢酸系洗浄剤の除菌試験結果(Bacillus subtilis)

    希釈濃度 1/100(v/v) 1/300(v/v) 1/1000(v/v)
    経過時間 5分
    30分
    60分
    120分

    表2.
    過酢酸系洗浄剤の除菌試験結果(Pseudomonas aeruginosa)

    希釈濃度 1/100(v/v) 1/300(v/v) 1/1000(v/v)
    経過時間 5分
    30分
    60分
    120分

    表3.
    過酢酸系洗浄剤の除菌試験結果(Esheruchia coli)

    希釈濃度 1/100(v/v) 1/300(v/v) 1/1000(v/v)
    経過時間 5分
    30分
    60分
    120分

    表4.
    過酢酸系洗浄剤の除菌試験結果(Staphylococcus aureus)

    希釈濃度 1/100(v/v) 1/300(v/v) 1/1000(v/v)
    経過時間 5分
    30分
    60分
    120分

    表5.
    過酢酸系洗浄剤の除菌試験結果(Candida albicans)

    希釈濃度 1/100(v/v) 1/300(v/v) 1/1000(v/v)
    経過時間 5分
    30分
    60分
    120分

商品情報

内容量 10kgタフテナー×1本/箱
有効期限 未開封の状態で製造後1年間
販売元 株式会社メディツール

■ 使用方法

  • ・末端希釈倍率が50~100倍になるように使用してください。送液は30分以上行い、場合によっては封入時間を取り、その後十分な水洗(60分以上)を行ってください。
  • ・成分保持のため、薬液タンク内では原液で使用してください(希釈液を使用すると過酢酸成分が減少しやすくなります)。
  • ・炭酸カルシウムの付着や汚染状況に応じ、希釈濃度や封入時間を調整してください。
学術資料はこちら第62回日本透析医学会学術集会 総会 熊本中央病院 臨床工学科 橋口 誠一様 発表資料 過酢酸洗浄の残留薬液における リバウンド現象に対する検討についてはこちら医療法人社団 仁誠会 富田 麻記子様  野田 慎之介様 石田 敦也様  亀澤 俊樹様  竹盛 賢二様 発表資料 透析準備完了後のコンソールはいつまで使用可能か についてはこちら医療法人 腎生会 中央仁クリニック 橋本 玲奈様発表資料 過酢酸系除菌洗浄剤プレモーブNA Ⓡの使用経験についてはこちら国家公務員共済組合連合会 熊本中央病院 臨床工学科 透析室 発表資料